エルフェン

エルフェンリート EXTRA「通り雨にて…或いは、少女はいかにしてその心情に至ったか」(公式)

特別編。10話と11話の間に収まるエピソードで、ルーシーが研究所に捕らえられた過去が明らかになる話、ではあるが、大半が楓荘での日常がほのぼのと描かれるコメディ編と言ってもいいもの。神戸さんはやっぱりこの路線の方がいいなあ。

エルフェンリート 13話「不還」(最終話・公式)

最終回。コウタとルーシーの関係、蔵間とその娘マリコの関係、それぞれが対になっていた、ように見えた。その二つの関係においては、やはりというか蔵間とマリコの関係の方が深みがあった。蔵間が主人公の方が面白いんじゃないかと思えるほどだった。もちろ…

エルフェンリート 12話「泥濘」(公式)

コウタがすべてを思い出し、ルーシーの過去編と現在がリンク。ナナはマリコの攻撃を受ける。そこへナナを探しにきたコウタとにゅうが現れる。ナナはマリコのベクター攻撃で海に落ち、生死不明。にゅう=ルーシーの姿に驚いた研究員と兵たちはにゅうを攻撃す…

エルフェンリート 11話「錯綜」(公式)

蔵間の実の娘はナナではなく、無邪気に、本能的に人間を殺す最悪のディクロニウス、マリコであった。そのマリコをルーシー捕獲のために解放する。マリコには言うこと聞かせるために体内に爆弾が仕掛けられている。そのことを承知している父である蔵間。蔵間…

エルフェンリート 10話「嬰児」(公式)

マユがルーシーとナナの対立に割って入り、マユの説得によってナナが楓荘に厄介になる話。と、過去編。ディクロニウスの研究施設の話。ここでコウタに裏切られたと思い込んでいるルーシーが収容されるわけね。ある騒動がきっかけで、蔵間室長がベクターウィ…

エルフェンリート 9話「追憶」(公式)

コウタとルーシーの過去編。コウタがルーシーにとって癒しの存在になっていく中で、最後にコウタのちょっとした嘘から、ルーシーは絶望へとたたき落とされ、ルーシーはディクロニウスとして完全に覚醒する。その覚醒の仕方が、いじめだったり嫌われたという…

エルフェンリート 8話「嚆矢」(公式)

ナナ編からルーシーの過去編へ、の回。研究所とルーシーのことをマユに話すナナ。ベクターまで見せて信用させようとするが、にゅうがそんなことをするはずがないと半信半疑のマユ。一方、ナナに攻撃されたにゅうはルーシーとして覚醒したものの、高熱のため…

エルフェンリート 7話「際会」(公式)

これまでのところ、やはりこの物語はそれぞれのキャラが「居場所」を見つけて彷徨う話ではないだろうか。ナナは坂東と遭遇するが、坂東を撃退、街をさまよっているところをマユに発見される。自分と同じ境遇に共感したマユはナナの友達になることを承諾。楓…

エルフェンリート 6話「衷情」(公式)

それぞれの過去と居場所 おぼろげだが、各キャラのドラマがゆっくりと動いている。角沢教授が何らかの理由で死に、にゅうが逃げ出したことを知るコウタ。一緒ににゅうを探していいか、と尋ねるユカ。にゅうがなかなか見つからない間に、控えめながらもコウタ…

エルフェンリート 5話「落掌」(公式)

「家族」とそのもろさ 今回は、マユが家出をした理由が語られ、それを軸にコウタ、ユカ、にゅう、マユが「家族」として繋がるといってもいい話。いったん楓荘を飛び出したマユは再びコウタたちに引き取られることになるが、その一方で、にゅうはコウタとユカ…

エルフェンリート 4話「触撃」(公式)

あきらめと愛情と狂気 ルーシーと、ルーシー捕獲のために放たれたディクロニウス、ナナとの対決がメイン。鳥の声のSEなどが流れる情感あふれる舞台を背景に、展開されるルーシーとナナとの戦いは例によって淡々としていて実に奇妙だ。この「情感のある奇妙さ…

エルフェンリート 3話「胸裡」(公式)

「萌え」と「残酷さ」のバランス 萌えアニメ風なパターンと残酷さの奇妙なバランスの取り方が面白い。コンテ演出は神戸作品にはお馴染みの佐士原武之で、佐士原さんらしく、キャラの感情表現がマイルドに描かれている。特に、2話では淡白だった、ユカのほの…

エルフェンリート 2話「掃討」(公式)

日常と非日常が初めて接触 この回で前回別々に描写された日常と非日常が、初めてにゅう=ルーシーを接点にして接触する。コウタの妹の形見の貝殻を割ってしまい、コウタを怒らせたにゅうは楓荘を飛び出す。コウタのもとにルーシーの写真を持った警察がやって…

エルフェンリート 1話「邂逅」(公式)

とりあえず初回なので思い付くまま印象を。 美しい残酷さ、血の色 冒頭、ルーシーの大殺戮シーンがこれでもかと続く。手足がもげ、首が飛び、内臓が吹き出る。飛び散る血、血。その血が何故か美しい。思わず、クローネンバーグの「戦慄の絆」や、キューブリ…