2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
この作品のテーマは、良くも悪くも含めて、「パートナー同士の情愛関係」といっていい。人間同士の情愛、親子、恋人、兄弟(姉弟)。そしてブレンやグランチャーと人間との情愛、パートナーの関係。であるならば、結論としては、オルファンが、かつて太古の…
オルファンは少なくとも人類の敵ではない。オルファンをめぐっていがみ合っているのは人間たちの方である。ゲイブリッジの理屈も、バロンの純粋で極端な野望も、今更、オルファンは情愛的なものを欲しがっているのでは、と冗談交じりに言う伊佐未夫妻も愚問…
依衣子にとっては、傷ついたクインシィグランはパートナーであり大事な存在だった。だから放って置けなかったのも無理はない。 それはヒメブレンを奪っても、家に連れて行って欲しいとブレンにやさしく頼むところからもわかる。しかし、依衣子が帰りたがって…
ある程度先に書いてしまった部分もあるので、みなまでは言わないが、強いて言うと三つ。 オルファンに入った比瑪が、ゲイブリッジがガバナーだったことを知って怒り、それに対してゲイブリッジが彼なりの理想を語るが、後のバロンのクーデターの前ではただの…
前回のヒメブレンのチャクラシールドの膨張の余波で飛ばされた勇とクインシィ、それぞれのブレンとグランチャーがノヴィス・ノアにたどり着く。プレートのそばだと植物がよく育つので子供たちがノヴィス・ノア内で畑仕事をしている。カナンは疑いの目で見る…
ストーリー的には今回でゲイブリッジの真意がある程度分かる回で、その意味では今回こそ「ガバナーの野望」というべきだろう。今までの展開を見てきたならば、ゲイブリッジがやった、オルファン、ノヴィス・ノア、米軍をも巻き込んだ一芝居がいかに滑稽なエ…
今更ガバナーの正体はゲイブリッジだった、と示されてもそれがどうした、という話で、彼には彼なりの信念があってリクレイマーとノヴィス・ノアを対立させたのだろうし、ガバナーの正体を知っているバロンもまだ沈黙したままである。だから、この二人の関係…
ナッキィと比瑪のブレンが勇とネリーブレンと接触。いきなりラストあたりのシーンになるが、勇がネリーと出会ったことで、これまでのキスギス感が取れ、素直に気持ちを言えるようになった。比瑪は勇が言うネリーに一瞬嫉妬らしきものを抱いているようだが、…