いち視聴者から感じるこれからのアニメの傾向

(注:アニメの傾向=アニメの内容ではありません)

お久しぶり、です。


以前書いたかもしれないですが、個人的には、自分にとってのアニメは終了しています。
(はっきり覚えていませんが、2000年代半ばくらいからね)
だから、Twitterのプロフィールで書いた「アニオタ隠居」というのは実はマジだったりします。

それにもともと同人誌活動についても古い言い方をすればファンジン、批評、研究系ではなくて、
もともと創作系だったので、気になったアニメについて参考にすることはあっても、思い入れを語ることはそれほどではなかったのです。

だから、最近では創作系に復帰しています。
以前はマンガでしたが、年の問題もあり、今では小説でやっています。

その分、創作に集中するためにアニメはあまり観ていなかったのですが(まあ、アニメに飽きてから視聴本数は少なかったからですが)、実はここんとこ逆にアニメの視聴本数は増えてきています。

それは、今春の主にニコ動の公式配信が昨年秋頃以降から格段に増えてるせいもあります。
もう一つは個人的に春まで趣味で書いていた小説が完成して、これから暑くなると、今回の震災の影響でどうなるかわかりませんし、暑いと頭が働かないので、半年充電、ということにして、何か書きたいモチーフが見つかれば秋から冬にかけてまた書くかもしれません。

というわけで、これから約半年は、ヒマになったので、ニコ動の公式配信の数が増えたこともあって、結構観ています。アニメは卒業したつもりなのに観ています。まあ、どの作品もフラットに距離を持って観ているんですけどね。

もちろん、創作のヒントになったりするので観ている、というのもあります。


話が例によって散漫になりかけているので本題に入りますが、
自分はテレビをもうずいぶん観なくなったので、一応、いくつか録画はしていますが、ニコ動配信、別にニコ動だけでなく、ユーチューブや、ユーストリーム公式配信でもいいですが、アニメ視聴の大半は、ネットに移行しています。

地上波でしか観られなくて、どうしても観たいものは地上波録画で観ているんですが、ネット配信でよく観るようになったのは、地上波だけだったら、放送時間がかぶったりしてどうしても切らざるものがあったりするとか、最初から観る気がしないのもあったりするわけですね。それが、ネット配信だと、自分は1、2度観ればいい方なので、地上波だけだっら切ってたものもつい観ちゃうんですね。まあ、ニコ動に関しては本編よりコメントで面白くなることもありますから。

もう一つは、アニメのネット配信でいえばバンダイチャンネルとかあったわけですが、ニコ動が優勢なのは、コメント出来るのもありますが、ポータルサイト化したのが大きいんじゃないかと感じます。

そもそも動画投稿サイトだし、アニメに関しては過去にいろいろ問題ありましたが、アニメだけでなく生放送等でユーストリームに対抗しているような気もします。が、まあユーストリームはユーチューブ寄りのような気がして、ニコ生とはちょっと性格が違んでしょう。つまりネット上のテレビ局に近いんですね。このことはもうすでにどな方指摘してると思います。

「ネット上のテレビ局」の性格が強くなれば、別の問題もあります。
経済的に余裕のある独身の大人が、ネット上でアニメを観るようになって、テレビなんかいらないね、と言っても、
相変わらず、一般にはテレビの影響力は広範囲に強い影響力があるわけです。

今、テレビとPCをどちらをつけっぱなしにしているか。

誤解されるとまずいので個人的には、上記の通りテレビは観ませんから(災害発生時は別ですが)、ほとんどネット中心になります。

しかし、一般的には、すべてとはいいませんが、まだテレビをつけっぱなしにしている家庭、特に子供がいる家庭は多いと推測します。

それで地上派のアニメに関してですが、土日のキッズアニメタイムは別として、ほとんどが深夜放映です。
ラノベやコミックは小遣い程度で手が伸びるでしょうが(DVDなんかもはや論外ですし)、中高生は深夜アニメをどのようにして観てるんでしょう、実際。

自分の個室にテレビとレコーダーを親に買ってもらって持っているのか(リビング等にそれぞれ一台しかない場合は録画させてもらっているのかもしれません)。あるいはノートPCを買ってもらっているのか(それもどのくらいの年齢からによるでしょう)。

親がオタクなら、親と一緒に観るということもあるでしょう。
その場合、親は子供に見せる作品に注意しなければならないはずですが。

そんなわけで、アニメを観るためのメディアが多様化してる現状で、これからどうなるんだろう、とニコ動の数々の公式アニメ配信を観ながら、漠然と考えたりするのです。