50代近くなった人間のアニメとの付き合い方(40代後半からの〜改訂版)

これはあくまでもちろん個人的なことであり、一般論ではないのだが、前回に続き普通の日記として書く。
以前に日常生活とアニメに関して何度も書いていて繰り返しになる部分もあろうが、書く。いつもの散漫な長文では分かりにくいので、箇条書きで。思い付いた順。

  • 前回の記事で、アイマス劇場版での神戸守氏の絵コンテ確認のためだけに観に行ったことで考えたのだが、自分のアニメファンの経歴(70年代後半から現在に至る長期間)はもはや特殊な視聴者であることは間違いないので、新作TVアニメの若手スタッフにはあまり拘らない。そんな余裕はない。経験値がありすぎることから来るバイアスも無視できない。
  • アニメにおけるCGの進歩にも興味は多少あるのだが、ここは、個人的には比較的長く追いかけてきた、富野由悠季監督と神戸守監督/演出家の二人に絞ってチェックしていくことにした。両者とも、テイストはもちろん違うが昔からコンテワークが自分好みだからである。
  • 特に富野由悠季監督に関しては、最近ではハリウッドでのプロジェクトもまだ確定ではないが、それなりに動いているらしいし、

富野由悠季監督、ハリウッド「Legacy Effects」提携会見 - 全文書き起こし (1) 「第一作目は、全くの新作でやるというリスクを侵すわけにはいかない」 | マイナビニュース
国内ではコードネーム「Gレコ」と長年噂されていた、「ガンダム」カテゴリに位置する新作の「Gのレコンギスタ」が早ければ2014年に日の目を見るか、と言われているので、以下の富野情報にお詳しいサイトに任せますが、
TOMINOSUKI / 富野愛好病
もしかしたら今年は重要な年かもしれない。このブログの更新的にも。

  • リアルタイムのTVアニメに関しては、今更言うまでもないが、多量観に立脚点を置いた「表現」としてのレビューや感想ブログのポリシーを守ることは、自分の仕事や加齢、生活スタイルからいってもう出来ないので、はっきりと放棄した。さらに一時期一般視聴者の立場に立って感想を書こうとしたが、約30年前からのアニメファンの穿った見方はそうそう抜けきることはなく、もう諦めた。ただ、全く視聴しないわけではないが、実況ツイートは面倒くさい。何かあればシリーズ途中でもコメントするかもしれないが、TLの話題に乗っかるのも面倒くさい。昔は「風の噂」的にTLで流れてきた情報でゆったりと吟味で出来たりしたことがあった。前記事で、アイマス劇場版で絵コンテで神戸守氏の名が、と最近見かけたので、自分のTLの作り方の問題なのかもしれないが。
  • リアルタイム放映(配信)に付き合うのも一つの楽しみだが、そこは若い人に任せてシリーズが完結してからレンタルなりである種周回遅れで視聴しようと思う。リアルタイム視聴の場合、得てしてその瞬間だけ盛り上がって終わることが多く、ハマった人は長く愛する作品にはなろうが、大半の多量観感想屋は次のシーズンへとすぐ移行する傾向があるような気がする。主に1クール主流のサイクルの速さでは一つの作品をゆっくり吟味している暇もなく、それは何も視聴者の問題だけではなく、数多くのアニメ作品、どのくらい売れているのか分からないパッケージ販売マラソン、当たる気配が少しでもあれば出来るだけブームを引き延ばそうとする過剰なグッズ特典展開等々、言い換えればそんな情報戦に視聴者は疲れてしまって、すっかり習慣になってしまった毎期ごとのアニメの傾向を真面目であろうと不真面目であろうと見てしまうのも致し方ない。加えるならばニコニコでのコメント付き配信が、擬似的にみんなで観るたのしみだったはずなのだが、ただのノイズになってしまっている傾向も無視できないだろう。
  • と、定点観測的なこともつい書いてしまったが、あまりそういうことから離れて、個人的には、全般的な感想サイトからの脱却、富野由悠季監督と神戸守監督の追っかけ、それ以外のアニメ視聴は旬をずらしたレンタルでの視聴、旬であれば劇場でのアニメ視聴、くらいかな。特に劇場でわざわざ数時間拘束されに行くわけで、余計なノイズに比較的惑わされずに集中出来て頭をよく使うことが出来るのですよ。