「青い花」と「コメットさん☆」

アニメ版の「青い花」をようやく観てちょっと思ったこと。
舞台が同じ鎌倉ということもあり自分的にはどうしても「コメットさん☆」を思い浮かべてしまうのですが、ある知人から「青い花」の方は神戸さん(「コメットさん☆」の監督)の鎌倉の描き方ともちょっと違うような気がするんだけど、どうよ? とふられたので、まだあんまり深く考えてないんだけど、ひとつ思いついたので書いてみる。

そもそも「青い花」と「コメットさん☆」を、それぞれの作品の性格から言って、単純には比較できないと思うけど、「青い花」は小林七郎美術の淡い感じは合ってたんじゃないかな。作品世界の「空気感」みたいなものでキャラの内面も表現するような? そんな感じ。

それに対して「コメットさん☆」は、至好回路さんがいいアーカイブを残してくれてるのでそちらを参照して欲しいんだけど、
コメットさん☆鎌倉ロケハン現場を追う!by至好回路
1話に限っていえば、コメットさんが野宿した時計台とか、ラバボーがのってた狛犬、コメットさんがまたいで恥らってた江ノ電鎌倉駅改札口場所、等、実在の背景を「舞台装置」として使ってたところが特徴的だったかなと。

また同じ神戸監督の「エルフェンリート」も、鎌倉の霊的な要素を強調していたりして、単に、今流行りの実在の場所を背景に使ってリアルさを出すアニメとは違い、舞台となる土地柄に深くこだわっていた記憶がありますね。