8話「寄港地で」

とりあえず小休止の回。
この作品はノヴィス・ノアのクルーたちが、ブレンというパートナーを獲得することで癒されると同時に、人間同士でもパートナーを得る話でもある。ナンガとコモドは前回でフラグが立ったし、今度はラッセがカナンにアプローチし始めている。スパイとして潜入していた、ケイディがそのことに良い具合に拍車をかけてくれた。
かたくなに大人に対する不信感を抱く勇をなだめる比瑪。ノヴィス・ノアのアノーア艦長が「男」を演じることに苛立ちと疲れを感じ、それは後に息子のジョナサンとさらにこじれた関係になるのだが、それはそれとして、若くして、ブレンたちだけでなく、ノヴィス・ノア全体の「母親」役を自然にやって見せている比瑪とアノーアは実に分かりやすく対照的に描かれている。