アニメ定点観測

はてなブックマーク - tobofuのブックマーク / 2009年8月19日

自分がこのタグを使ってみたのは、そもそもは西田亜沙子さんのブログの記事タイトルから拝借したわけですが、
http://yaplog.jp/aslog/archive/836

いろいろ感想を観て、問題の焦点が「ぼくらのウォーゲーム」と構成が同じ、という部分から離れてなかなかわけがわからなくなってきているような気がするので、個人的にはあまり引っぱりたくはないんですが、ちょっと時間を置いた方がいいような気がします。極端かもしれませんが、「時かけ」、「サマーウォーズ」、そして何年後になるか分かりませんが、その次の作品で細田守が何を出してくるのか、その時点から振り返った方が見えてくるものがあるような。

あまり引っぱりませんが、現時点であえて言えば、前にもちょろっと書いたというか、気になったことなんだけど、
「サマーウォーズ」の不満点を一つだけ挙げるとすれば - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

サマーウォーズ」は「まんが映画」としてなら、まあまあOK。「キャラもの」ではない「まんが映画」は今どのように可能なのか、その一つのサンプルにはなってると思う。逆に言えば今のアニメがいかに「キャラもの」主体になってしまっているかという意味で。観客が「キャラもの」主体で受容することが当たり前になってる状況で、「キャラもの」ではない「まんが映画」は通用するのかどうか、という意味で。掘り下げてないとか感情移入できない、などの受け取り方もその辺あたりから来てるような気はする。

サンプルの一つにはなっているとは思うけど、成功してるかどうかはわからない。細田守の作家性の問題ともごっちゃになってる可能性もあるし。

田中宏紀 - 作画@wiki - アットウィキ
夏アニメ、あるいは春スタートの2クールもののアニメにおいて、個々の作品がどうとかいうより、特にスタッフに注目して観てはいなかったのに、いやでもこの名前を覚えてしまった、という印象が強いですね。まあ、作画オタの人たちは以前から目をつけていたんでしょうが、個人的には覚えようと思って覚えたわけではなく、覚えさせられてしまった久々の人、という感じ。

「星に願いを」は観ましたが(劇場ではないですが)、「センコロール」は観ていません。どちらも「プロの犯行」による「同人アニメ」と言ったほうがいいとは思いますが、そういった、商売抜きでプロが作りたいものを作って、しかも単館上映で劇場にかけるという「イベント」が、定着していくのかどうか、気になるところ。

http://blog.geneon-ent.co.jp/graphid/
上田P氏による、「lain」BD化制作ブログ。面白い。大変そうだ。