「タビと道づれ」

タビと道づれ - Wikipedia
概要は長々書くのも面倒なので、上記参照。
今のところ4巻まで出ていて、7月に5巻がでるのかな? 1月に4巻全部まとめて読んで、まったりとした空気がありつつも、作者の「自分の手にあまるテーマを選んでしまって、能力限界値ギリギリのところで描いてる」感が伝わってきて、なかなかハラハラさせてくれるところが面白い。自分で設定した作品世界のルールを言葉遊びや比喩、イメージの連想でズラしながら、答えを見つけようとしているような姿勢ね。
今回、1巻だけ再読してみて、閉鎖空間もの、というのはもはやそんなに珍しいわけではないんだけど、世界が閉じたのは誰かの「願い」であること、登場人物たちにも「願い」を叶える能力を与えられていること、それぞれの「願い」はそれぞれ違っていて、当然ぶつかり合うわけだから、結局は人間関係の話なのだな、と思いました。関係が煮詰まればそれぞれ身動き取れなくなる。そんな状態を象徴して現れたというか、表現された「閉鎖空間」なんでしょうね。

6月24日に発売されるドラマCD(どうみてもアニメ化フラグなわけですが)の脚本が岡田麿里さん(「true tears」「とらドラ! 」等シリーズ構成)だそうで、かなり気になります。

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