5話「敵か味方か」

親が研究熱心で子供の気持ちをわかってないというのはこれまでの富野作品にはよくあったけれど、さらにその上の、今更「女」としてゆれている駄目な祖母を出してきたのが面白いところ。そりゃ勇も依衣子も苛立つわけだよな。そしてリクレイマーにしろノヴィス・ノア側にしろ女性キャラの「身勝手さ」が際立っていて、勇の母親もばあちゃんも含めると「親の身勝手さ」というより「女の身勝手さ」を描いてる作品とも思える。唯一比瑪が立ち位置的にいい緩衝材になっているので余計そう見える。