あいつ
「女がいちばん似合う職業」につづく、岡本健一、「アルゴ・ピクチャーズ・シリーズ」。
主な解説、感想をあちこちからピックアップ。
http://direct.nagase.co.jp/dvds/ItemPIBD-1010.html
洪水が起きて東京が水没することを願い、スプーン曲げに熱中している少年・光。彼をいじめることが日課の貞人。自称宇宙人の祖父と暮らす少女・雪。東京の片隅で、閉塞感にさいなまれながらも生きる3人の若者たち。ある時、ひょんなことから光が超能力を身につけてしまい…。
妄想と現実が交錯する日常を生きる少年たちの姿を綴った、新感覚の青春映画。NHKの若手ディレクター・木村淳の劇場映画第1作目。人気・実力共に高く評価されている石田ひかり、岡本健一、浅野忠信の才能と瑞々しさが光る作品である。
http://f-u.web2.jp/50-01-1-a/aitu.php
光(岡本健一)は喘息もちで、彼の父はいつも仕事をサボっていて、いつもクサレ縁の貞人(浅野忠信)に苛められている。そして、東京が水没することを夢見ている。初めて貞人を打ち負かしたある日、バス会社に勤める雪(石田ひかり)という少女と出会う。雪と偶然出会った日、競馬の予想屋をしている雪の祖父に、「明日大怪我をする」と予言され、本当にその通りになってしまう。しかしその日から、光に不思議な能力が授かり…終末思想やら超能力やらあんまり好きでないネタがあるし、浅野はダサダサやし(ごめん)で、大して期待してなかったけど、主人公たちを突き放しつつも暖かい自然な演出に、色合いのキレイな薄暗い映像、主演陣の演技もクサくなく感じイイしで、なかなか楽しめました。
http://p-smile.kiy.jp/plaza/asin/B00005HRCD.html
鬱屈した、口の悪い女の子役をやらせたら、この時代の石田ひかりに勝る役者はいないと思います。
この映画に流れる空気は独特で、キャスティングは最高に決まってます。浅野忠信よりも、石田ひかりと岡本健一がすごいです。
あいつ | |
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なにせもう15年くらい前の映画なんでね、俺もあんまりよく覚えてなかったりするんだけど、まだ全然無名だった浅野忠信は良かったような。あと印象に残ったのは水の表現が素晴らしかった。終末思想云々はこの映画が91年製作で、まだ80年代末の空気を引きずってるからでしょうね。
90年代の前半くらいまでは他の作品もまだ80年代を引きずっていたような気がする。
95年のオウムとエヴァでそれ以降がらりと変わるんだよね。