「アニメ感想」の困難(←何度目だ)

不定期とか言いながら毎日更新してるぞ。なんてことだ。GWですからね、ヒマなんです。それに思いついた時に書いとかないと、いつまた間があくか分からないので書けるときに書いておきましょう。
さて、
設問;アニメ感想はなぜ批評に近くなるのか - カオスの縁――無節操備忘録
解答:アニメが総合芸術だから - まっつねのアニメとか作画とか
ブコメで書ききれなかったこともあって改めてここで書きますが、アニメ感想がなぜ批評に近くなるのか、はたしてアニメ批評が感想に近くなるのか、まず一応言っときますがいわゆる「アニメ批評」には興味はありません。興味があるのは(というかそうならざるを得ないのですが)、「感想」の方です。個人的には(もうはっきり言いますが)「アニメをダシにした自分語り」以外興味ないし、それしか出来ません。それを、出来うるならば、ただの自己満足(「表出」)ではなくて、他人が読んでも面白いものになっている(「表現」)レベルに引き上げたいのですが、これまでやってきた経験上、なかなか難しいことです。単に自分のスキルの問題かも知れませんが。

それで、「アニメ感想がなぜ批評に近くなるのか」問題ですが、おそらくは、一口に「感想」と言った場合、単に「面白い」、「つまらない」で済ましてもいいわけです。しかし、例えばtwitterならそれでもいいのですが(ホント、いいツールが出来ましたよね)ブログの場合は、ある程度の文章量で、どうしてそう思ったのかを具体的に書くことを強要される。だってひと言だったら中身の無いブログと思われて読んでくれない可能性があるから。じゃあ、具体的に書こう。で、その具体化の過程で作画が脚本がコンテが演出が等々の用語を使って書く。中途半端な知識、伝聞で書きながらも、そういった用語を使うことで読み手に「批評」と誤解される可能性が高い。「感想」なら、そんな用語を使わなくったって書けるはず。「批評」じゃないんだから。でもそのハードルは高い。たかが「感想」なんていうな、「感想」は実は難しいんだよ。作画良かったあそこはあの人?演出良かった誰々さん最高!この脚本やっぱり誰々節だな、そういう書き方の方が楽だし、実は楽しみを他人と共有出来たりする。無駄に争いも生むけどな。

そうだよね、「見なければいい」んだよね。 - あしもとに水色宇宙
で、どう書いていいかわからなくなると疲れてくる。もう昔から何度となく聞いてきた話だ。愚痴っぽくなる。悪口ばかりになる。じゃあなんで観てんの?いやなら観なきゃいいじゃん。何度目だよそんな話。

アニメ感想、批評に需要はあるのか。需要はないとよく聞く。でも最近はこんなのも見かけたりする。
けいおん!はなんで 4:3 なの?あとアニメ制作工程本教えてほしい! - #生存戦略 、それは - subtech
また、「とらドラ!」の時にはこんな教科書的な良記事も見かけた。
http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20090225/1235525605
そしてこちらの「東のエデン」レビューとか。
http://d.hatena.ne.jp/ill_critique/20090415/1239800926

たぶんね、アニメ感想、批評には需要はないが、アニメ観賞のためのガイドブック的なものは求められているような気はする。ならアニメ誌の類を買えばいいじゃん。でも買わないんだろうね。値段のわりにはいらない部分があったりして(広告とか)。もっとすぐに参照できるまとめサイトみたいなもんなんでしょう。必要とされてるのは。