アニメの本数が増えたことで(個人的に)良かったことが一つだけある

前にもちょっと書いたんだけど、
http://d.hatena.ne.jp/tobofu/20061221/1166628204
当初は「アニメ本編の宣伝」という名目で始まりながら、最近はまったく本編とは関係のないネットラジオが増えたこと。そこにかつての地上波ラジオ黄金期の面白さがあること。しかも放送枠にとらわれないので、平気で時間が延びるし、いい意味でフリーダムすぎる。確かに昔でもアニラジはあったわけだけど、あまりにアニメ寄りなのとアイドル色が強くて甘すぎて好きじゃなかった。今のネトアニラジは、かつての例えばオールナイトニッポン方面のラジオの面白さに近いので好きなわけ。ハガキ投稿はあまりしなかったけれど、気に入った番組はAMFM限らずよくカセットにエアチェックしてましたからね。今でも大量のテープが部屋に残ってる。

ネットの普及と、地上波ラジオの面白さの衰退との因果関係についてはよくわからないんだけども、まったく関係がないわけではないと思う。「ハガキ職人」なんて懐かしい言葉があったけれど、「職人」という言葉自体は(ラジオに限らず)今でも生きてるし。

同じネットラジオでも(割合として)特にアニメ系、声優系のものが人気がある(らしい)のはやっぱり声の仕事してる人間がやってるだけあって聴きやすいからでしょう。個人的に言えばそこに「演技力」の問題は関係ない。あくまでラジオパーソナリティとして面白いかどうかなのでね。トークが面白いとか声質が好きだとか。その辺は昔の地上波ラジオとなんら変わってない。その証拠に「アニメ本編は観てませんけど、ラジオは聴いてます」っていうリスナーの声が如何に多いことか。ほぼ金払わないと観られなくなったアニメに対し、ラジオはネット環境さえあれば無料なんだから。

今後はそうだなあ、アニメ宣伝抜きでの面白いネットラジオがありうるかどうかなんだけど、むしろ今のままの方がいいのかもしれない。アニメ本編の仕事の愚痴をラジオで言ったりもできるしな(笑)。