アニメ雑感

秋スタートで、終了したアニメについて、ようやく録画消化したできたのがあったのでちょこっと感想。といっても「おとボク」と「くじアン」だけなんだけど。「くじアン」はもうまさに一言で「作画アニメ」。話が最悪と言う意味でまさに作画アニメ亜細亜堂萌えアニメのスタイルでその作画力をアピールした、といい意味で言えば聞こえはいいが、作画力の無駄遣いという気も。京アニほどの徹底した戦略や仕掛けもなく、キャベツアニメなど、破綻でネタアニメになるというわけでもなく、というかなりようがなく、何がやりたいのかよくわからない上にラスト近くで変に鬱な演出をやるという、最終的に後味の悪い作品であった。
そして「くじアン」とは逆に、予想外に楽しめたのが「おとボク」。女装少年ネタでありながら、展開はいたってオーソドックスであり、下手に重い鬱演出にもならず、作画も平均より少し上、といったレベルで安定していた。オチが取ってつけたようなところもあったが、今の「テレビアニメ」はかつての(そして今の時代に合った)「テレビまんが」に戻りつつあるという俺の持論から言えば、もう十分、このレベルでOK、と言えるような作品であった。
継続作品でいえばまだ録画が溜まってる「武装錬金」が今から消化するのが楽しみかな。あと「コードギアス」も。「コードギアス」は何がいいって、もうルルがね、かわいくって(笑)。ギアスっていう下手するとご都合主義になりそうな能力を持ちながら、肝心な時に詰めが甘いっていうか、ガキっぽいバカさがいいっていうか、その上ダメ押しで「正義の味方」とか言っちゃうところとか、もう大好き(笑)。作品全体としては「華やかさ」がちゃんとあるし、間違ってもこのアニメで日米関係とか考えちゃいけない作品。あの、猫に仮面を取られて大騒ぎみたいな話があったじゃない。所詮あの程度のレベルなんだよ。いい意味でだよ。まさに「テレビまんが」としてこれからが楽しみだね。「ネギま!?」はつまんねーよなあ。もう切るかもしんない。