第5話『シベリアに光る目』(2002/10/05放送)

脚本/大河内一楼
コンテ/西澤晋
演出/渡邊哲哉
作監大森英敏
クレイアニメ/古賀里恵・田澤千草

■シベ鉄。オーバーマン・ブラックメイルの搬送。
■ヤッサバ、アデットがいない今、次期隊長の座を得るチャンス到来に
ほくそ笑むケジナン。ゴマをするエンゲ。
■「ヤーパンの天井」。監禁されたヤッサバに食事を運ぶゲイナー。
■ゲイナーが自分の両親のことを聞いたことがきっかけで、
身の上話を始めるヤッサバ。そしてそれに乗ってきたゲイナーを
手刀で倒して脱走する。
■ゲインが元ウッブスの王家の者であること、ママドゥが彼の従者だったこと
がわかるシーン。ママドゥはゲインのことを「シャルレ」と呼んでいる。
■それを見ていたアナ姫はママドゥがゲインの父親だと誤解して
周りに言いふらす。
■ゲイナーがキングゲイナーで逃げたヤッサバを追う。
■ユニット内をシルエットマシンのバイクで逃げるヤッサバ。
住民から追われる。
■身を隠したヤッサバは偶然、辻占いの少女エイファと出会う。
■アデットは「ヤーパンの天井」ユニット内に紛れている。
■ユニットの屋上に出るヤッサバ。キングゲイナーに発見される。
■ヤッサバは屋上から飛び下りるが空中で止まる。それは、
透明化したオーバーマン・ブラックメイルの手の上だった。
パイロットはケジナン。
■透明化したブラックメイルとの戦いに、苦戦するキングゲイナー
■ケジナンはヤッサバを裏切り、殺そうとする。しかしヤッサバは札束でケジナンの
気を逸らし、ブラックメイルのコックピットからたたき落とす。
クレイアニメアイキャッチ。中央にフォトンマットリング。
その上にアナ姫のペット、リンク、リンス、リンナ。
下に女性キャラが次々に現れる。
■辻占いの親方から虐げられるエイファ。
それを助けるブラックメイルのヤッサバ。
■ヤッサバがエイファを連れていこうとするところを
ガウリ隊とユニット住民に発見され、牽制のためにやむを得ず
エイファを「人質」としたが、それを卑怯だと非難され、
しかも住民のなかにアデットを見つけて、
彼女に見下されたと感じて、ユニットの外に逃げる。
■ブラックメイルに倒されるヒューズのパンサー。
■ゲイナーに策を伝えるママドゥ。
ゲイナーはママドゥをキングゲイナーのコックピット内に入れる。
■その中でゲインの両親の話になる。
ママドゥ「ゲインの両親は、死んだよ」
ゲイナー「え?」
ママドゥ「そう、君と同じだ」
ゲイナー「僕の両親は、エクソダスしたがっている連中にやられて」
ママドゥ「聞いてる」
ゲイナー「誰がやったんだ」
ママドゥ「わかっているが、多すぎる」
ゲイナー「どういうこと?」
ママドゥ「ゲインの両親が街に殺された。
いや『エクソダス』というシステムに殺されたのかもしれん」
ゲイナー「システムが人間を殺すなんて」
ママドゥ「…殺すんだよ」
■ユニット屋上でキングゲイナーに攻撃をしかけるブラックメイル。
ゲイナーはブラックメイルを捕まえようとする。
キングゲイナーがブラックメイルを捕まえたところを
ゲイン以下、ガウリ隊が集中放火。
キングゲイナーは高速でその場を離脱。
■ヤッサバ「俺は、弱いわけないだろォォ」
エイファ「消えないの? ねえ、消えないの?」
ヤッサバ「消えてやる、こんな現実からは消えてやるよ」
ヤッサバ「うおおお、くぅ、ああああ〜」
エイファ「ねぇ、おじさん、もうやめて帰ろ」
ヤッサバ「くっ、帰る場所など、あるわけないだろ!」
エイファ「わたしといっしょに、エクソダスすればいいじゃない」
ヤッサバ「エクソダスだと?」
エイファ「インダスって、すっごく広い川があってね、
ゾウとかサイとかが水浴びしてるんだって。わたしの故郷なの」
ヤッサバ「故郷か…」
エイファ「…飛べるの? これ」
ヤッサバ「浮くぐらいのことは、できるさ!」
■傷ついたブラックメイルで逃げようとするヤッサバを
ゲインが狙撃する。
■ゲイナー「狙撃したんですか?」
ゲイン「飛行出来ないようにしただけだ」
ゲイナー「ま、まさか」
ゲイン「人質の女の子を泣かすわけにはいかないからな」
■アデットは落下したブラックメイルの残骸の中にヤッサバが
いないことを確認する。
■そのヤッサバとエイファはスノーバイクに乗り、
ミイヤの歌を歌って走っている。
と、二人の前にセント・レーガンのオーバーマン、ゴレームの姿。
二人に銃を向けるゴレーム。
■引きの画。ヤッサバとエイファのいた地点で雪煙りが上がる。

ヤッサバ退場回。名エピソードの一つですね。