今敏作品のターゲットはどこにあるか

http://www12.plala.or.jp/sikoukairo/(2006/09/06)
カテゴリ分けをするならまあ、「アニメ」よりは「映画」という分け方になるかな、やっぱり。今までは映画マニアに受けが良かったような気がするんだけど、そうでもないか。アニメマニアがマニアらしくこだわった部分もあるがいまいち判然としないのは同感。

ただし、「時かけ」が口コミ路線でヒットした後を受けて、最新作の「パプリカ」はブログ的口コミを介して今までよりは注目されそうな予感はする。まあ、「時かけ」と「パプリカ」では映画の性格が違うから何とも言えないけど、「時かけ」に続くブログ的口コミネタを求める飢餓感を埋めるものとして扱われていくのかもしれない。そうやって、一般層を狙う大作志向の劇場アニメと、規模としてミニシアター系的な受け方をする劇場アニメと、今後二分化していくか?

あと、萌えアニメがいいかげん飽きられつつあって、サブカル側に行くとまでは言わないけれど、萌えアニメから卒業したファンが、語るに「恥ずかしくない」作品を求める、というのはあるかもしれない。いわば萌えアニメからアニメに入った世代の成長、という考え方。