ケモノヅメ

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久々にアニメの話するか。
端的に言うと、面白かった。特にあのサルみたいなのが。普通ああいうのって本筋には絡まない「遊び」だったり、「こどちゃ」のばびっとみたいに本筋の外側にいてツッコミ役を担ったりするじゃない。でもこの作品の場合、本筋に溶け込んでるんだよ。そこが面白かった。

以下、余談。
時かけ」や「ハルヒ」の反応を見ていて気になって、思ったんだけど、「若者向けアニメ」というとき、何故か今更、湯浅政明氏監督作「マインド・ゲーム」を思い出した。

マインド・ゲーム」はどちらかというと、個人的には好みではない種類の映画なんだけど、アニメ通が言うように、アニメとして優れてるかどうかはさておき、俺は、アニメである以前に、アニメであるかどうかは除いたとしても、「若者映画」として良くできてるなと、公開当時、一回しか観てないんだけど、感心した。好みではないけれど、否定的な印象も出てこなかった。

なんというかな、「時かけ」と単純に比較するのは無理なんだけど、「時かけ」は中高校生向けだとすると(いや、それ以外の層もあると思うけど)、「マインド・ゲーム」は大学生から20代前半のフリーターの気分が上手く出てる気がした。

それに、細田守今敏のような、「計算」が透けてみえてしまうような感じもしなかった。上の二人よりも「映画的快感」を味わえた。

それが、具体的にどういうことなのかは、説明できないんだけど、「アニメであること」と「映画的であること」の違いについては、未だに考え続けている。

マインド・ゲーム
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