桜蘭高校ホスト部(クラブ)の前半

4月スタートの新番組のなかでは涼宮の「ハルヒ」よりも、僕は藤岡の「ハルヒ」派であったわけですが、今ではもうすっかり少女マンガしてますね。もうBLとは言えません。

そこで、これからどうなるかはさておき、ホスト部がBLであると誤解されていたころの感想をmixiで書きましたので公開します。ホスト部10話からの連想。

「疑似家族」(ホスト部)が、「娘」の部屋はどうなっとんねん、と、チェックする話。今時、こんな昔ながらのホームドラマみたいな話はBLのふりでもしないと成立しないよなあ、「家族」の方が「変態」で、ハルヒは「普通」、というBLのふりをしているゆえの「ねじれ」はあるけれど、とか前回の予告観て予想してたんだけど、ちょっと違っていた。

ハルヒの実の家庭も、お父さんがオカマ(「お母さん」)だったり鏡夜(「お母さん」)と話が通じていたり、実のお父さんが環(「お父さん」)とキャラが同じだったりと、ある意味「疑似家族」だったという話だった。

だから、ハルヒはもともと「疑似家族」の「娘」だったわけだから、ホスト部というもう一つの「疑似家族」にもすぐに馴染めたわけだ。

なるほどなー。

ハルヒ自体も、「男」とか「女」とかそんな区別もあまり意識していない子だから、最初から「疑似」の「娘」なわけだ。

これはもうBLものじゃないよ。
「疑似家族」ものだ。
しかもちょっと前によくあった、実の家族が成立しなくなったから、いろいろ過程があって最後に「疑似家族」に行き着く、というテーマをわざわざ強調することなく、ホスト部はテーマとかそんなもの提示することなく、そのありようだけで、「疑似家族」を描いている。

つまり、もはや、今の時代、「疑似家族」であることが「普通」なのだ、ということなんじゃないだろうか。


とか深読みしてみた(笑)。

この記事を、秋水さんがわかりやすくまとめてくれました。
http://www12.plala.or.jp/sikoukairo/(2006/06/08 (木))