プラネテス 23話「デブリの群れ」(公式・NHK)

脚本/大河内一楼、コンテ・演出/大橋誉志光、作監/中谷誠一、総作監千羽由利子
あらすじ
前回の予告でテロがあるらしいことがほのめかされているので、今回、最初から緊張感がある。着々と計画を進める「宇宙防衛戦線」。連合への嫌悪感をフィーは説明的なセリフで吐き出すのだが、本音はタバコが吸えないことだったりするのであれで良し。フィーらしいし、折笠愛の声も乗っている。デブリ課のスモーカーズシートでタバコを吸ってるとき、そばにいるクレアがハンカチで鼻と口を押さえてるところが距離感の描写として良し(しかし、ここでどうしても、『Vガンダム』で、エンジェル・ハィロゥの発するウォームバイブレーションにカテジナ一人が拒否反応して「気持ち悪い」と吐きそうになり、口を手で覆うシーンとだぶってしまう)。デブリ課としての(何らかの)作業中、ユーリはハチマキのことを思ってタナベをフォンブラウンに行かせた。タナベならハチをなんとかできるはずだ。それで良かったのかな。甘いか? とクレアに問いかけるものの、クレアはもう別世界にいる。そしてドルフが襲われ、航行管理システムをいじられて、ついに来たー、「黒」化し、ハキムとともにトイボックス2を乗っ取るクレア! 盛り上がりつつBパート。テロの標的になるフォンブラウンロックスミスの独断でエンジンを始動させ、逃げようするがタンデムミラーエンジンは始動しない。これまで目的のために人を冷たく切り捨てて来たロックスミスだが、もっと上層の連合評議会の連中はフォンブラウンさえも切り捨てようとしているその構造が面白い。さらに、フォンブラウンは「宇宙防衛戦線」にコントロールされ、月の都市にコロニー落としのごとく、墜落させられようとしている。ああ、そこでノノが登場か! 貨物船業務に左遷されたチェンシンは通信障害の原因がテロの仕業であることに気付き、フォンブラウン内では乗員と戦線の連中が戦闘、クレアは負傷し、フォンブラウンにリュシーとコリンと一緒に来ていたタナベはハチマキを探し、ハキムとハチが最終対決、と最大の盛り上がりのまま次回へ!って次週休みかよ!

・3/27は放送休止(『うる星やつら』、『ふたつのスピカ』(最終回)はあるので注意)。24話は4/3。

プラネテス 8
プラネテス 8幸村誠 谷口悟朗 田中一成

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