キル・ビル(Vol.1)

三連休で暇だったので、気晴らしと、あえて話題に乗ってみようということで観てきました。みなさん品がないとか言うけど、所詮「マンガ」だと思うのであんなもんじゃないでしょうか。「マンガ」っていうか、正確にいうと「劇画」ですね。いやほんと、まんま昔の貸本劇画みたいで、そういう方向でのベタ以上のものがなく、パターンもすぐわかってしまうので、ちょっと途中で飽きてしまいました。青葉屋での大立ち回りはドバドバ血飛沫上げるわりには、何だかミュージカル時代劇のダンスシーンみたいな楽しさがあって、面白かったですけど。アニメパートは意外に長かったですね。あれも描線とか「70年代劇画アニメタッチ」風を狙ってるんだろうけど、画の印象としては『BLOOD』などに近くて、70年代的な泥臭さよりは、やはり洗練された感じが出てました。まあ、泥臭さを出そうとして作ったのかどうかはわからないですが。むしろ、本編のまがいもの、インチキ劇画な感じとちょうど合ってる気もします。