「トボフアンカル」の命名の理由

まあ、なんかネタねえかなと思っていて、そろそろこれを明かす時期だな、と思ったので書きます。mixiには書いたんだけど、ここでもとぼせんでも書いてなかったので。「とぼふあんかる」って何か呪文みたいですね、とか言われたこともあったし。

もともとマンガを描くときのペンネームとして約20年くらい前に決めた「トボフアンカル」という言葉、まず当初は、中沢新一の「雪片曲線論」という本の中で出てくる、「カオスの闇」を意味するらしい、「トフ・ボフ」という言葉が、何となくあまり深く考えずに、単にカッコイイから(笑)と、そのままペンネームとして使っていたのだが、すぐにちょっと不恰好だなと思い直し、これを縮めて「トボフ」として、これで何となく多少は様にはなるな、と思ったのだが、まだ何かが足りない気がしたので、当時書店で見かけたメビウスの漫画「謎の生命体アンカル」がピンときたので、「トボフ」+「アンカル」で、最終的に安定し、今に至ったわけ。

で、そもそも、「トフ・ボフ」の語源は何なのだろう?とずっと気になっていたのだが、まあ、気分で決めたことだし、放って置いたのだが、今更ながら、ググって調べたら、あっさり出てきて拍子抜けした。

http://songbyriver.blogspot.com/2006/01/tohubohu.html

tohubohu
聖書の『創世記』一章二節にあるフレーズからで、ヘブライ語 tohu- は「空虚」、bohu は「混沌」を指す。欽定訳聖書に英訳例があり、「形もなく空虚なさま、混沌」の意味。

Uproar is in front, Tohubohu is in the rear.
前途に騒動あり、混沌その背後にあり。

なんのことはない、意味的には調べても調べなくても同じであり、聖書の『創世記』や、ヘブライ語に特に何のこだわりもないので、今それを知ったからといって別にねえ、何かが変わるわけでもなし、本当に別に深い意味付けはないんですよ。

ちなみに中沢新一の「雪片曲線論」初版本はこういうの。
http://shimashima-books.ocnk.net/product/8639
出版年月日: 1988年とあるが、正しくは1985年。