「退化」の進化学

まだ途中だけど、久々に手ごたえのある新書。いわゆる「絶壁」が何故起こるとかね、なかなか刺激的。ただ、図版等はあるにはあるのだが、少々不親切で文章だけではわかりにくい面も。NHKあたりでCG使って映像化してくれるとわかりやすいし面白いだろうね。

「退化」の進化学
「退化」の進化学犬塚 則久

講談社 2006-12-20
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おすすめ平均 star
star「進化」の逆は「退化」ではない

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内容(「BOOK」データベースより)
サメの顎が退化した耳小骨、トカゲの眼のなごりの松果体、舌にのこる「二枚舌」の痕跡、男にもある「子宮」、サメ肌から生まれた歯など、祖先とは機能を変えたり、失ったりした器官をみれば、ヒトの進化の道をたどることができる。
内容(「MARC」データベースより)
サメの顎が退化した耳小骨、トカゲの眼のなごりの松果体…。退化器官でたどるヒト4億年の歴史。人体には「ユネスコ世界遺産」に負けない「自然遺産」がある。さあ、人体遺跡めぐりの旅に出よう!

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人体 失敗の進化史遠藤 秀紀

おすすめ平均
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starsカタそうだけど、個性的な骨マニア(?)の筆者がおもしろい
stars遺体科学の現場から

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解剖男
解剖男遠藤 秀紀

おすすめ平均
stars鬼気迫る著者の肖像写真も良し
stars遺体科学って、本当にそういう名称があるの?
stars進化に偽造なし
stars変な本ではないです。

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