第6話『セント・レーガンの刺客』(2002/10/12放送)

脚本/高山治郎
コンテ/東海林真一
演出/笹木信作
作監/米山浩平・高瀬健一・池田有

■前回のあらすじ。その最後にヤッサバとエイファの
生存を示すようなカットがある。
■回収したブラックメイルの「服」をはがすキングゲイナー
ゲイン「女の子の服を脱がせるようにやさしくやるんだ」
ゲイナー「やったことないことは、わかりませんよ」
■いきなり上空から「ヤーパンの天井」目がけてミサイルの大群。
キングゲイナーが撃破するが、大量のビラが宙を舞う。
■そこには、中央政府ロンドン・イマから「ゲインを引き渡せ」
という勧告が記されていた。
■あっさり、ゲインを引き渡せばいいと言うゲイナー。
■結局、ゲインはガウリ隊の警戒の中、セント・レーガン接触することになる。
■アナ姫も出撃しようとする。
アナ姫「わたしも何かの役に立ちたいのです」
ゲイン「姫様、よろしいですか。申し訳ございませんが、
姫様には人質という大切なお役目がございます」
アナ姫「…そうでした。忘れていました。わたしは哀れな人質なのでしたね」
ゲイン「お分かり、いただけましたね?」
アナ姫「わかりました。そのかわり、おまえたち、私の代わりをなさい」
ゲインはリンクスを連れていくハメになる。
しかもアナ姫はリンクスに通信機をしかけている。
アナ姫「ゲイン・ビジョウ殿」
ゲイン「なんでしょう?」
アナ姫「ひとつお聞きしてよろしいですか?」
ゲイン「…どうぞ」
アナ姫「あなたは、あのメッセージを送ってきた方のことをご存知なのでしょう?
…知っているのですね」
■正面からパワーゴレーム一機が手を広げてやってくる。
その上空にはゴレームが誘導してるらしいミサイルの大群。
キングゲイナーはミサイルを、ガウリ隊とゲインのガチコは
パワーゴレームを攻撃。
ゲイン「何!? 俺の知ってるゴレームと違うぞ。
アスハムめ、機体を改造してきたな。奴め、俺はここだぞ!」
■パワーゴレームはユニットへと向かう。
ガッハ「あれがセント・レーガンのオーバーマンか。
撒いたビラのこととやってることが違うぞ」
■パワーゴレームの機体が光り、「力持ち」オーバースキルで
アナ姫のいるユニットを持ち上げてしまう。
キングゲイナーはパワーゴレームに突っ込んでいく。
ゲイン「ゲイナー! 迂闊だぞ!」
ゲイナーはチェンソーで攻撃。しかし効かない。
パワーゴレームはキングゲイナー目がけてユニットを投げつけてくる。
ゲイナーはフォトンマットでそれを防ぐ。
アイキャッチ
■衝撃で荒れ果てたユニット内部。パワーゴレームは撤退したらしい。
■そのパワーゴレームのパイロット、
セント・レーガンのアスハム・ブーンはシベ鉄と接触
ケジナンはシベ鉄に戻れたらしい。
■セント・レーガンのアスハム・ブーンとシベ鉄のケジナン、エンゲとの対立。
アスハム・ブーンの右腕、ザッキ・ブロンコは部屋の外にいる。
紳士的だったアスハムがいきなりキレる。
アスハム「選択肢は2つだ! 素直に我々に強力するか、さもなければ、
ロンドン・イマの名において、このツンドラ地帯の方がパラダイスだと
思えるようなところに放り込んでやる」
■アスハムたちのいるセント・レーガンの列車を見下ろすゲインとゲイナー。
ゲイン「やられたらやり返す。お礼参りと言ってな、ヤーパンの正しい伝統だ」
ゲイナー「知りませんよ」
キングゲイナーとガチコは共同で列車を襲撃。
ケジナンとエンゲはその隙に逃げてしまう。
■ゲインは列車内部へ。そこでアスハムと再会。
アスハム「来たのか! 女たらしの悪党が!」
ゲイン「なんでもかんでも女たらしで済まそうとするのは単純すぎないか? アスハム・ブーン!」
アスハム「きさまーっ、ゲイン・ビジョウのやり方が言わせているんだよ!」
ゲイン「借りを返しに来た!」
ゲインとアスハムの格闘。
ゲイン「アスハム! 貴様こそ何故俺だけを狙わないんだ!」
アスハム「お前を英雄にはさせたくないんだっ!」
ゲイン「俺の名前をおとしめて、『エクソダス』するピープルを絶望させるというわけか!」
アスハム「それが最上の策だ! 『エクソダス』を止めるためにも、お前を無傷で捕らえるためにも!」
■ザッキの乗ったパワーゴレームとキングゲイナーとの闘いも始まっている。
ゴレームはパワーコートを脱ぎ、「硬くなる」オーバースキルを発動。
キングゲイナーチェンソーはまたしても効かない。
■ゲイン「いいかっ! 二度と『エクソダス』の邪魔をするな。さもないとこの首、
叩き折るぞ!」
アスハム「ヘッ、悪いことは言わん、おとなしく投降しろ、それですべてがおさまる。
…カリンと、カリンの子供のこともな!」
ゲイン「…カリンの子供? なんのことだ!」
アスハム「おまえの…娘だろが!!」
ゲイン、アスハムのパンチを受け吹っ飛ぶ。
ゲイン「俺の…娘?」
アスハム「覚えがないとは、言わせないぞ」
アスハム、ゲインに子供の写真を見せる。
■回想シーン。霧のロンドン。ゲインとカリン。
カリン「兄が許してくれないのです」
ゲイン「それが当たり前というものでしょう。お優しいお兄様だ」
カリン「わたしは…あなたのおそばで一生を添い遂げたいのですのに!」
■アスハム「おまえをカリンのもとに連れて帰る!」
ゲイン「ちょっと待て、俺に娘なんて、そんなバカな!…ことも、ないか…」
キングゲイナー、ゴレームにチェンガンを吹っ飛ばされ、
そのチェンガンが列車のアスハムとゲインの間に割って入るように落ちる。
キングゲイナーはオーバースキルのチョップでゴレームの動きを押さえる。
■ゲイナーとゲインはその場から去る。
■ザッキはアスハムにキングゲイナーの異常性を主張する。
ザッキ「あれは極めて潜在能力の高い機体と見ました。
迂闊に追撃するのはアスハム・ブーン特務大尉といえども危険かと、推量します」
アスハム「ザッキの忠誠心から出た言葉は、信じよう。しかしな…ザッキ、残念ながら
私には、敗北という名前は似合わないのだよ」
■そしてリンクスの通信機から、
ゲインに子供がいることを知ってしまうリュボフ。でもめげない。