[妄想」これからのアニメの可能性

上の、廣田さんに触発されて、まあ妄想なんだけれども、これからのアニメの可能性について考えてみた。前に、これからはアニメは、特に劇場版アニメに関していえば、大量宣伝アニメと、意図的になのか無意識なのか、意図的にやろうとしたいんだけどできないとか、いろいろ事情はあるけれど、いわゆるミニシアター系の劇場路線に分かれるんじゃないか、と書いたんだけど、それならそれで、レンタルやネット配信を待てば、大抵のものは観られるだろうから、それを待てばいいのに。わざわざ劇場公開時に観に行く人が多い気がする。
それは、やはりブログの普及のせいだろうと思う。公開前から、映画についての情報や憶測が飛び交い、悪意でレビューサイトを荒らしたりする連中もいる、という状況下のなかで、結局、自分で確かめるという意識が強くなったのではないのか。あとは大量宣伝で流されて、いわばイベントとして観に行く一般層もいると思うんだけど、ブログ上で記事を書くための「ネタ」になっている部分はないのだろうか。そう考えると、イベントとして観に行く一般層とあまり変わらないのではないのか。ブログ上で他人と繋がり、「祭り」を体験したいがための、ネタとしてのアニメ。

もちろん、ブログ住民の評価はだいたいにおいて厳しいので、ネタとしてのアニメもその完成度が高くなければ、「祭り」は起こらないだろう。

そうなったとき、一方で大量のTVアニメの存在はどうなるのだろう。その瞬間瞬間の娯楽でしかないのだろうか。