ノエイン もうひとりの君へ 20話

ユウとハルカがラクリマへ。とはいうものの、ラクリマ世界は量子化によって人は存在を確定しているわけで、量子化されていないユウは消えてしまいそうになる。が、一方で曖昧な状態にもあるわけで、存在できる可能性もある。アイ(アマミク)は消えゆくユウをハルカにとっさに見せず、生きているユウをハルカが「認識」すればユウは「確定」できる、と諭す。ハルカはユウを助けようと懸命。生きているユウはどこにいるのか、どうやらシャングリラらしい。カラスがラクリマに来たものの、ハルカはユウを助けるためにシャングリラに行くことにこだわる。そしてシャングリラではユウが何故かノエインに責められている。いや、責めているんだろうなあ、あれは。ノエインの15年間にはいったい何があったのかが気になる。最後までノエインに認めてもらおうとハルカを連れてシャングリラにやって来たクイナだが、シャングリラに来ただけで崩壊してついに消えてしまう。消えてしまうがその執拗さは印象に残ったよ。合掌。ラスト、落ちていくユウ、必死にユウの手をつかもうとするハルカ、その後の抱擁シーンで、ユウの存在はハルカによって「確定」される。この流れは量子力学という設定をエンタテイメントに活かした実に良い描写だった。でも、ここはシャングリラだぞ? どうする?

その他二言。アトリはどうやら記憶を取り戻したらしい。のだが、今後どういう行動に出るのか?
遊撃艇内部描写が面白いデザインだった。