ノエイン もうひとりの君へ 14話

tobofu2006-01-21

アトリとトビがハルカの家の下宿人になり、特に意外にもアトリとミホが何だか仲良くなっててほのぼのムード。そしてユウは相変わらずカラスに嫉妬していて、それが実にいじらしい。と、今回はそれよりもハルカの家の古電話。ハルカにかかってきた昔の父親からの声からハルカは、過去の、離婚寸前の母親と父親とのやりとりを見る。ハルカは何度も何度も二人の関係を元に戻そうとする。描写も、微妙にちょっとずつ変えて同じシーンが繰り返される。そこで時の放浪者が言う。過去は変えられないと。でも、ユウの母親の時は出来たんじゃなかったっけ。ああ、そうか、ハルカ自身の過去は変えられないのか? そこでさらにさかのぼり、父と母が出会った場面を見る。過去は変えられないが、かつては仲が良かった二人を見て、納得する。ハルカの時空の過去は選択肢としてはそれしかないから。だから現在に戻って父親に今でも母親のことが好きかと聞いたりする。ハルカはハルカなりに今の(確定してしまった)父と母の関係を受け入れようとしているのだろう。

そしてまたさらに古電話のベルが鳴る。受け答えるハルカ。受話器の向こうの声は…どうやら別時空の「ハルカ」らしい。
次回予告では父親の存在がどんどんクローズアップされているし、どうやら「シャングリラ」が現実世界に干渉してきた気配もあり、相変わらず謎は多いけれども思わず引き込まれてしまう。

追記。トップのweb拍手の方でコメントをいただきました。
そうか、ユウの母親の場合は、過去が変わったんじゃなくて、過去を見た事で現在が変わったんだ。