思いつきメモ・少年を主人公にしたアニメ、受難の時代

ここ10年くらい気になっていて、上手く言葉に出来なかったテーマ。未だに上手く言葉に出来ないので箇条書きのメモ程度で。漠然としたままなので間違い、事実誤認が多々あるかもしれんがご容赦を。

・戦後直後、価値観が一変し、大人は信用できないと、子供が活躍するマンガ、アニメが数多く現れる。
・その後、当時の少年が成長し、青年漫画(アニメ)となるが、70年代で一度その流れが落ち込み、80年代で「懐古」、「レトロブーム」の名の下に再び少年主人公の物語が復活する。アニメでも「未来少年コナン」、「機動戦士ガンダム」、「天空の城ラピュタ」など。
・「ガンダム」などのヒットで少年ものがその後、多々作られるが、「エヴァ」の登場で限界が訪れる。
・その辺りから少年犯罪などが多発し(異常な犯罪として)、また、アニメやマンガの消費世代が高齢化することで、少年はいわゆる「厨房」としていわば馬鹿にされる対象になる。
・「ボンバーマンジェッターズ」、「仮面ライダー響鬼」で大人が子供を導く、諭すような作品も現れるが、「ジェッターズ」は不人気で終わり、「響鬼」はお子様ランチ的な路線へと変更を余儀なくされる。さらに、それらはしょせんオッサンのロマンと非難される批評が現れる。またさらに「プリキュア」的な作りの作品の成功で、ますますそれらのような作品は出にくくなる。
・いまや、現在、少年向けの作品は、お子様ランチ的なものへとなり、また、実質オッサン向けと思われる「エウレカセブン」では少年の思春期の「痛さ」が描き続けられることとなる。