交響詩篇エウレカセブン 20話

レントンの慢心、ホランドのいらだち、タルホの嫉妬、それぞれの「痛さ」を描きつつ、後半、危機に陥ったホランドを、自分の慢心に気づいたレントンニルヴァーシュが救うというカタルシスに繋がるかと思いきや、敵兵に八つ当たりして暴走するレントン。そこで、ようやく「生身の敵兵の死」を見ることになるという、徹底して痛い話。感情描写の掘りさげが上手いと思ったらやっぱり脚本が大河内一楼。しかし、大人と少年の描き方でいえば、「仮面ライダー響鬼」と実に対照的だ。