かみちゅ! 8話

たまとわより。
http://d.hatena.ne.jp/zeroes/20050831#p1

戦艦大和を故郷の呉に戻そうとする話。うーん、軍艦マニアでも兵器フェチでもない人間にとっては、これが「良い話」だとは、呑気に受けれなかった。むしろ、おぞましいエピソードではないか。戦争という負の部分に頬かむりする点もさることながら、大和の霊があるなら、それに乗っていた兵隊たちはどうしているのだろう。それを描くと「太平洋の亡霊」になってしまうので避けたというのはわかるけれど。生き残りの元兵士も登場するのだが、彼が「もう一度大和が見たい」とは願っても、戦友たちについてはまるで触れていないあたり、巧妙というか狡猾というか。

ほぼ大筋で同意。なので他力本願的に引用(笑)。おぞましいとまでは言わないまでも、脳天気すぎるな、とは思った。まあ「かみちゅ!」に「太平洋の亡霊」を求めても、というのもあるんだけれども、一方で、「ローレライ」の「軽さ」といい、60年代半ば生まれ以降の限界なのかな、と、自分も同世代なのでしみじみ感じたりしたのでした。