プラネテス 3話「帰還軌道」(公式・NHK)

脚本/大河内一楼、コンテ・演出/山本恵、作監/中谷誠一、
総作監千羽由利子作監協力/中田栄治
あらすじ
前半、タナベに自分の遺言状を書かせ、ハチマキと対立させておいて(1〜2話の積み重ねもあった上で)、後半地球付近に戻ってきてしまった宇宙葬のカプセルに対する、タナベの行動に繋げる構成は実に自然で、誰もが納得できるものだと思う。原作だと、タナベ初登場の回でこれをやってしまうので唐突な感じがする。まあ、それだけ原作のタナベがエキセントリックで、強烈な性格とも読めるんだけど(アニメ版でも充分強烈だけど、原作に比べればソフト)、そういう印象は原作全体にも言えて、ネタ(素材)はいいのに料理の仕方が不器用なところがある。それは単行本2巻の終盤あたりから哲学的方向に迷走しだす感じを見るとそう思う。これに対してアニメは、原作の素材を使って、誰もが美味しいと思える料理を作ってる感じですね。今回、アニメではカプセルに家族の写真が入ってるところ、そこが何よりも原作との違いをはっきり象徴してる。


あ、来週は監督がゲストだそうです。

追記。脚本の大河内さんも出るそうです。で、その模様は8時56分〜9時25分。
てことは『ベルばら』の後か。4話本編直後ではないので要注意。
詳しくはこちらを参照。